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2024年度から英検®の問題形式が一部リニューアルされました。
実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアル(公式サイトより)
リニューアルの対象は、英検1級・準1級・2級・準2級・3級の5つ。
ざっくり言うと、ライティングの要素が増えるという形の変更になり、より一層「本当の実力」が問われる問題形式になったと言えると思います。
この改変で帰国生やインターに通う小さなお子さんたちにはピンチ!になる、と言われています。
その理由と、ご家庭で出来る英検学習のサポート方法を解説していきます。
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帰国子女やインター生が新英検で苦戦する理由
まずは、なぜ新形式の英検では、帰国子女やインターに通うお子さんが苦戦するようになる、と考えられるのか、その理由をお伝えします。
新形式英検・リスニングは変更なし
帰国生やインターに通う小さなお子さんがピンチになる理由。それは、帰国生やインター生は、今までが「選択肢問題を感覚で解ける人」だったからです。
今回、リスニング問題には変更は入っていませんので、リスニングについては、今まで通り「感覚で解くことができる」分野であり、点を稼げる部分になります。帰国生やインター生にとっては、リスニング問題は普段から英語を聞きなれていると思いますので、得意とする分野になりますよね。
新形式英検・読み書き問題は帰国生には難化
一方、「問題は感覚で解いていた、分からなくても当たればラッキー!」であった、リーディング問題が、今回の改正で減ってしまうという点が、大きな問題となる可能性が出てきたのです。
リーディング問題が減り、代わりに出題されることになったのがEメール問題(英検3級&英検準2級)及び要約問題(英検1級&準1級&2級)です。
しかし、文章を要約するというのは小さいお子さんにはかなりハードルの高いことではないかと思います。Eメール問題も同様です。メールは、普段から書きなれていないと書けません。コミュニケーション力も必要です。
日本語であっても、文章を要約したりEメールの返信をするといったことは、やり慣れていないお子さんにはハードルが高いですね。
帰国生・インター生の保護者がやるべきこと
前章で説明したように、2024年のリニューアルは今まで感覚で何となく正解を得てきていたという帰国生・インター生にとっては向かい風となってしまった英検試験です。
では、保護者としてはどのように対策をしていけば良いでしょうか。
保護者が焦るのは逆効果
今回のリニューアルで、帰国子女やインターナショナルスクールに通わせている保護者さんのなかには、頭を抱えている方も多いことでしょう。
ですが、焦りは禁物です。
なぜなら、子どもはプッシュされればされるほど、無理やりさせられるほど、英語が嫌いになってしまうからです。
受験者本人がどうしても合格したい、という意思がある場合は別ですが、世の中について詳しくないのにその文章の全体を読み取り、要約する、というのは小さなお子さんにとっては発達段階の面から見てもかなり難しいことです。
例えば、今これを読んでいる保護者さんが、
「3か月後に50メートルを5秒47(世界最高記録)で走れるようになりなさい」
と言われ、それができなければ身内の方からものすごく怒られ、プッシュされたらどんな気持ちでしょうか?
自分の能力を超えた不可能なことができなければ親から怒られる。そんなに辛いことはありません。
まずその点を理解して温かく長い目で子どもの英語の勉強を応援しよう!という気持ちを整えてください。
英語日記をつけてみよう
では、どうすればよいか?私がおすすめするのは、お子さんに英語日記をつけてもらって、それを親子で共有する、という方法です。
英語日記は、お子さんの成長にとってすごく楽しく役立つアクティビティです。毎日少しずつ英語で自分の気持ちや出来事を書くことで、驚くほど自然に英語が上手になります。
難しく考える必要はなく、その日あった楽しかったこと、面白かったこと、少し困ったことなど、自由に書いてもらってその内容について親子で会話をするきっかけに出来れば大成功です。
帰国子女さんは、2つの異なる文化に置かれますので、帰国後は新しい環境に慣れるのも大変です。そんなときに、日記をつけることで、心の荷物を軽くしてくれるという効果も期待できます。
日記は、語学力向上だけでなく、多くの教育的効果があります。英語で自分の考えや感情を表現することで、語彙力と文章力が自然に身につきます。毎日継続的に書くことで、文法や表現の感覚も養われ、英語でのコミュニケーション能力が飛躍的に向上します。
自分の気持ちを英語で表現することで、言葉の力がグンと育ちますよ。
日記は英検対策だけに留まらず、語彙力や文章力、そしてメンタルの安定など、色々な効果があります。
2024年英検リニューアル・お家で出来る対策!
ここからは、ご家庭で出来る、英検のリニューアルでも点数を落とさないための工夫をご紹介します。
帰国子女生と、インター生を対象とした内容になっていますが、日本に住んで通常に英語を学習してきているという小学生さんでも役に立つ内容になっています。
英検2級~1級・要約編
英検の級や内容にとらわれず、そのお子さんの年齢、レベルでできる簡単な英語文を読み、要約することから始めてみましょう。
お勧めはお子さんの興味に合わせた本を使うことです。女の子ならディズニー、男の子ならスーパーヒーローものでもよいでしょう。電車に興味があるなら電車が出てくる本。興味のある内容の本からアプローチしてください。
文章の要約、これを日常的に要約する訓練をします。
筆者の子どもが以前通っていた海外のインターナショナルスクールでは、毎日の宿題がこれでした。とはいえ、要約を親に話すだけで、書く、という作業はありませんでしたが。
それでも子どもは、楽しみながら英語力をアップできました。
今はキッズ向けのオンライン絵本もたくさんありますね。そうやって土台を作ることでお子さんにも自信がつきます。
スモールワールドの講師陣も、
「もし英検の希望受験級に達していない場合はレベルを落として、基礎力を付けることから始める」
とよく仰っています。ぜひご参考になさってください!
英検準2級&英検3級・メール編
Eメール問題は、メールの返事を書く、という形式の問題になっています。
でも、大人ならばともかく、お子さんの場合にはメールを書きなれているというお子さんは少ないかな、と思います。慣れていないことをやらされるわけですから、やはりハードルは高いです。
ここでの保護者様ができる自宅でのサポートととして、まずは保護者さんとお子さんで文通のようにメールをやり取りして慣れることから始めてはいかがでしょうか?
お子さんには内容は学校のことを書いてもらったり、保護者さんは次の日曜はどこに遊びに行きたい?など、身近な話題でもよいと思います。
前章でご紹介した英語日記を「英語交換日記」にするというのも、とても良い方法かと思います。
おうちではリラックスした形でお子さんが楽しく学べるようにしてあげるとベストですね!
最後に
この記事では、2024年の英検リニューアルと、それによって良くない影響を受けてしまうと思われる帰国子女やインター生の保護者様に向けて、ご自宅で出来ることや心構えなどについて解説をさせて頂きました。
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