IELTSリーディングで重要なのはまず単語、スピード、精度、慣れです
- IELTSのリーディングは他のテストと比べて長文
- まず単語学習から取り組まないとスタートラインに立てない
- 適切に苦手を克服できるプランで対策を進めよう(アクションプラン付きで紹介します)
リーディングに伸び悩む気持ちは痛いほどわかります!
今回はそんな私がIELTSリーディングに特化して内容や勉強法、そして解き方のコツを解説します。
関連記事:オンライン英会話おすすめサービスを40社紹介!人気サービスのプラン・料金を徹底比較
具体的なアクションプラン込みで詳しく解説!
- 解き方のコツや具体的な対策アクションプランを知れる
- 苦手のリーディングセクション克服への第一歩を踏み出せる
まずオススメの参考書を知りたいんですが…
おすすめの参考書は以下の通りです!
書籍名 | 実践IELTS英単語3500 | 文脈で覚える IELTS英単語 | IELTS過去問(公式問題集)シリーズ | 新セルフスタディ IELTS 完全攻略 | 実践IELTS技能別問題集リーディング | パーフェクト攻略IELTSリーディング | IELTS Reading: IELTS 5-6+ (B1+) | Improve Your Skills: Reading for IELTS 6.0-7.5 | CEFRに基づく英文法 | 総合英語 Evergreen |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
料金 (税込) |
2,860円 | 2,090円 | 6,033円 | 2,860円 | 2,640円 | 2,640円 | 3,537円 | 3,710円 | 2,800円 | 1,870円 |
特徴 | 定番で間違いない単語帳 | リーディングの文脈に合わせた解説あり | IELTS公式問題集 | 同じ形式の問題をやさしいレベルで解ける | リーディング特化の問題集 | リーディング特化の問題集 | スコア5.0~6.0向け | スコア6.0~7.5向け | 6.0~6.5を目指す人に最適な文法問題集 | どうしても解説書で文法基礎を固めたい方へ |
「バークレーハウス」
IELTSを知り尽くしたネイティブ講師と日本人講師を毎回自由に選択できます。
レベル・目的・目標・予算に合わせてカリキュラムをカスタマイズできます。
アイエルツ(IELTS)リーディングの問題内容・試験時間など
まずはIELTSリーディングの概要や特徴を解説します。
IELTSリーディングの特徴
- 試験時間:60分
- 問題数:40問
- 最高点:9.0
- 解答方式:選択式または記述式3種類の文章で出題
- 図、イラスト、グラフを含む
- 文章内容は書籍、雑誌、新聞などの刊行物から抜粋
- 大問1から大問3にかけて若干難易度アップ
記述式問題ではスペルミスや文法ミスはアウト
大問1(Passage 1)よりも大問3(Passage 3)の文章の方が難しい設定なっていますので、初心者の方はまず大問1で高得点が取れるといいですね!
問題 | Passage 1 | Passage 2 | Passage 3 |
---|---|---|---|
問題数 | 13問 | 13問 | 14問 |
問題形式 | 2、3種類の問題形式 | 2、3種類の問題形式 | 2、3種類の問題形式 |
3つのテキストはそれぞれ、議論形式のものから事実ベースのものまでさまざまであり、基本的に書籍、ジャーナル、雑誌、新聞などの切り取りで構成されています。
リーディングだけで60分は長いですね!
そうなんです、だから集中力も大きな鍵になります
- 心理学
- 生物学
- 教育学
- 社会学
- 地理学など
さまざまな学術的トピックのエッセイ形式で書いたパッセージが特徴。
ただし、専門家でない人を対象にしているため、予備知識がなくても意味を引き出すことができるような専門性の文章です。
難しすぎる専門用語は注釈がつくことも
- 導入
- 本論
- 結論で構成されがち
また、各パッセージのボリュームは、平均して6~8パラグラフ、800ワード程度ですが、テストによってはボリュームが大幅に上下することもあります。
11種類の問題タイプ
IELTSリーディングには、11種類の問題タイプが存在しています。
各パッセージで、その内3、4種類割り振られているのが基本です。
問題 | Multiple choice | Identifying information | Identifying writer’s view | Matching headings | Matching information | Matching features | Matching sentence endings | Sentence completion | Diagram label completion | Short-answer questions | Summary, Note, Table, flow chart completion |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
意味 | 選択式問題 | True or false, not given問題 | True or false, not given問題(筆者の見解) | 見出しの一致問題 | 情報の一致問題 | 特徴の一致問題 | 文末の一致問題 | 文の完成問題 | 図の完成問題 | 短答問題 | 要約、メモ、表、フローチャートの完成問 |
なんとなく見てわかるとおり、日本の学校で行う英語テストというよりは、学校でやる国語の問題に近いことがわかります。
読解能力が英語でより試されます
IELTSリーディングで問われるスキル
- メインのアイデアと補助アイデアの理解力
- 特定の情報を探す力
- 書き手の意見を理解する力
- 主な議論のポイントを理解する力
- 文章の目的を理解する力
- IELTSレベルの語彙力
この中でまず重要なのはどれですか?
まずはIELTSレベルの単語を知ることが最重要です
単語以外でいうと、精読スキルを必要とする理解力が求められます。
精読能力とは、使われる言語に鋭くフォーカスし言語の向こう側(意図)をくみ取る能力、いわゆる読解能力と言われるものです。
リーディングの難易度・レベル
単刀直入に言えば簡単ではないものの、ものすごく難易度が高いという訳でもありません。
イメージ的には英検準1級や1級で出題されるようなレベルのリーディング問題が多いかなあという印象です。
- 英検準1級:7,500~9,000語
- 英検1級:12,500~15,000語
IELTSのアカデミックモジュールで出題されるリーディングに出てくる単語は「アカデミック」な単語が多い為、IELTS向けの単語取得は必須となります
英検準1級の単語帳ではダメですか?
残念ながら英検やTOEICの単語帳は使えませんね、ただTOEFL用はなんとかオッケーです!
IELTSリーディングスコアの決まり方
スコアは0.5刻みで、1.0からつけられ一番高いスコアが9.0となります。
- バンド9:エキスパート
- バンド8:かなり優れたユーザー
- バンド7:優れたユーザー
- バンド6:能力のあるユーザー
- バンド5:平凡なユーザー
- バンド4:限定的なユーザー
- バンド3:かなり限定的なユーザー
リーディングは3つの長文があり、各長文に13~14問あります。
合計40問出題され、1問正解するごとに1ポイント加算されます。
- 穴埋め
- 正誤(記載なし)問題
- タイトルや要約はどれかなど
リーディングはアカデミックとジェネラルは問題が分かれており、同じスコアを取るにも必要な正解数は若干異なります。
IELTSアカデミックモジュールのスコアと、そのスコアに必要となるおおよその正解数は以下のとおりです。
6.0であれば大体65%前後の正解率が必要となることがおわかりいただけると思います
スコア | 5.0 | 6.0 | 7.0 | 8.0 |
---|---|---|---|---|
必要な正解数の平均 | 15~18 | 23~26 | 30~32 | 35~36 |
正解率 | 37.5~45% | 57.5~65% | 75~80% | 87.5~90% |
IELTSリーディングに関するよくある質問
Q. IELTSリーディングの日本人平均は何点ですか?
IELTS公式サイトに公開されている2019年のデータでは、日本国籍ユーザーのリーディング平均スコアは6.1点でした。
Q. IELTSリーディングに他の英検など長文問題集などを使うのはアリですか?
いいえ、英検とIELTSではまったく違うテストなので、公式問題集でなくてもIELTSのリーディング形式に沿った素材で勉強されることをオススメします。
Q. 4.5からまったく伸びが感じられません、まずは何をすればいいですか?
4.5ということは、おそらく単語力や文法力が足りていません。
IELTSリーディング問題を解き続けるのはもちろんですが、それと並行してIELTSレベルの語彙力や文法力にも時間を使ってみることをオススメします。
Q. 問題を解いていても毎回時間切れになってしまいます
IELTSリーディングにおいて、タイムマネジメントは非常に重要です。
一般的に、Passage 1:17分、Passage 2:20分、Passage 3:23分が理想的だといわれており、練習のうちから必ず時間配分を意識しながら勉強することオススメします。
初心者がまず6.0以上を目指すためのIELTSリーディング対策勉強法
次に経験者の私がオススメしたいIELTSリーディングの対策方法を紹介します。
3ヶ月で4.5から6.5まで伸ばした勉強に対する考え方
勉強量はもちろん多かったのですが、それ以上に今重要だったと思うのが勉強と目標に対する考え方の部分です。
実際に勉強をはじめる前に目標設定や、スケジュール組みなどをやっておくのがオススメです
昔からあるPDCAのフレームワークに沿って、効果的に勉強を改善しながら進められたのが最大の要因です。
- Plan:計画
- Do:実行
- Check:評価
- Act:改善
簡単にいえば、上記の頭文字を取って、サイクルを回して改善を続けるというものです。
-
IELTS対策をはじめるまえに
- 具体的な目標スコア
- 目標達成日
- 目標を達成した後の目標 少なくとも、この3つを考えて、紙に書きだしましょう!(毎日見えるところに貼っておくとなおよし!)
リーディングにおいてもっとも重要なのは単語力
どんなテストにおいても、英語力の基盤となるのは単語力です。
これはもはや不変の事実で、とくにリーディングにおいては単語力が7割。8割くらいモノをいう大切な力です。
イメージはこのような形です。
すべての基盤となっているのは語彙力であり、4技能がどこまで伸びるのかのポテンシャルは語彙力によって決まると考えています。
IELTSで言えばIELTSレベルの語彙力をある程度つけるのがまず第一優先という訳です
単語を知らなければ読めるわけないですね!
特殊なテストであるアイエルツでは更に単語力が重要
留学する人が受けることになる「アカデミックモジュール」では、一般的な英語だけでなく学術的な英語力も求められます。
リーディングなら学術的な読み物が多い!
単語力と一口に言っても、アイエルツ(IELTS)に合った単語力を付けなければいけないのです、適当に単語を覚えていては遠回り。
そこでまず必要になるのがIELTS専用の単語帳です。
IELTSを受けるならIELTS専用の単語帳が必須です
単語を知らなければ読めるわけないですね!
私がオススメする効果的な単語の覚え方
すでに自分の中で確固たる英単語の覚え方を持っている人はそれを変えずにそのまま自分の得意で好きなやり方で覚えていきましょう。
- 単語帳をそのまま使う
- ノートに書きだす
- 暗記ペンや暗記シートを使う
- とにかく単語帳を読み込む
しかし、まだしっくりくる覚え方を持っていない人にオススメの英単語の覚え方を紹介します。
私がずっと実践してきて累計約15,000単語を覚えた英単語の覚え方は以下の記事で紹介しています、ぜひ参考程度でもいいので見ていってください!
関連記事:単語カードって効率悪くて意味ない? それでもオススメしたい英単語の覚え方
また、さらに科学的に深掘った12のテクニックや考え方や、英単語を忘れてしまう原因を知りたい方は、以下の記事がオススメです!
関連記事:英単語の覚え方にコツはある?効果的に記憶する考え方とテクニック12選
- IELTSに特化した単語帳を1冊買う
- 自分の好きな覚え方で覚える
まずは現在の実力と目標との差を実感する
試験勉強のセオリーは「まず過去問(公式問題集)を1回解いてみる」
仮に6.0、6.5など目標スコアがあったところで、まず自分の立ち位置を理解しておく必要があるからです。
- 目標スコアとの差が大きい→中期的に中間地点の目標も立てる
- 意外と目標スコアとの乖離が少ない→苦手部分を克服 or 得意を伸ばすなど特化した戦略を立てる
- まったく理解できない→まず基礎から固める必要がある
IELTSには、ケンブリッジ出版の公式問題集があるので、まずは過去問を手に入れて自分の立ち位置を理解しましょう。
便宜上「過去問」と呼ばれることが多いですが、実際は最も本番レベルに近い、Cambridge University Pressが出版する公式問題集です
旺文社が出版するブリティッシュカウンシル公認問題集もあります。
少し安いというメリットがあるものの、テストのレベル感はケンブリッジ出版のものの方が本番に近いです。
公式問題集の重要性や使い方については、別の記事で詳しく解説しています。
関連記事:IELTSに過去問はない!対策に公式問題集が不可欠な3つの理由を解説
- ケンブリッジ出版の最新公式問題集を手に入れる
- 本番と同じ時間で測って採点する
- 目標との差分を理解し、苦手ポイントや得意ポイントを理解する この工程を踏まないと、目標に直進できるような対策はできません。 自分の苦手克服ポイントや、スコア稼ぎポイントは自分にしかわからないのです。
基礎知識が足りないと感じる方は1冊日本語の教本を読もう
ケンブリッジ出版の公式問題集を解いてみて
- まだ英語力があまりないと感じる
- 1回受けたけどいいスコアが取れなかった
- まったく解けている感覚がない
このような場合は、問題集や公式問題集に入る前に必ず日本語で書かれた教本、攻略本を1冊読破するのがオススメ。
アイエルツ(IELTS)に関する知っておくべき情報が網羅されており、演習問題も付いています。
オススメする理由は、攻略本に載っている演習問題は本番とまったく同じ形式で作られているものの、難易度が本番よりも低く設定されているから
初心者でも解けるようなレベルで、本番さながらの形式を体験できるというのは初心者にとってメリットでしかないと考えます。
リーディングがとくに苦手なので初心者向けのリーディング参考書があれば教えてください
リーディングがとくに苦手!という方にはリーディング専用の教本もあるのでおすすめです
- 公式問題集が難しすぎると感じた方は、日本語の参考書を1冊手に入れる
- IELTSの内容や要点を日本語で理解しながら、問題形式に慣れる
- 1冊終えたら、洋書や公式問題集にチャレンジ 公式問題集をまず解いて、まったく理解できなかったのにそのまま洋書で続けるのは遠回り! レベルに応じて、段階を踏むのは不可欠!
文法力・構文力が足りない人は必ず土台を作っておく
最初に公式問題集を解いてみて、リーディングがあまり読めなかったという場合、文法や構文知識が足りていない可能性が非常に高いです。
- 単語の意味はなんとなくわかるけど、文章として理解できない→文法・構文力不足
- 単語もわからないし、文章としても理解できない→語彙・文法・構文力不足
IELTSリーディングの文法には、さまざまな文法が使われています。
文法知識は読解力の助けになる
つまり、パッセージを読んでいる際にスラスラいかず、頭がこんがらがってしまったという場合は、英文法の勉強・再チェックが必須となります。
経験上、6.0や6.5を狙うのであれば、高校卒業レベルの文法はカバーしておきたいです。
オススメの英文法テキストは「CEFRに基づく英文法」
CEFRのA1~B2レベルの文法を網羅し、問題を解いていくというテキストです。
IELTS換算をするとB1は4.0~5.0、B2は5.5~6.5なので、まさにドンピシャの英文法範囲が完全にカバーされています。
ちなみに日本語書籍っぽいカバーですが、中身は洋書です
問題形式ではなく、教科書のような日本語の解説本が欲しいという方は「総合英語 Evergreen」のような英文法書で基礎をつけるという形になります。
ただ、最初に紹介した問題集型である「CEFRに基づく英文法」の方が、IELTSでの応用は利きやすいと感じます。
- 単語はなんとなく理解できるけど、文として読めないのは文法力不足!
- CEFRに基づく英文法または総合英語 Evergreenで最低限の文法知識をつける 手遅れになる前に、最低限レベルの文法・構文をカバーしておくのは非常に重要です!
英文速読法を鍛える
英文速読の力を身に着けることは、リーディングにおいて非常に重要です。
速読に関するご要望が多かったので、この度さまざまな側面から速読を理解できるよう、多くの記事を執筆しました。
各側面、順番に解説していきます!
速読力を高めるうえで知っておきたい13のコツ
IELTSリーディングに関わらず、文章を速く読むうえでのコツは以上の通りです。
しかし、IELTSに特化して言うのであれば、特に重要なのが
- 返り読みしない
- 指や鉛筆で追う
- 極力日本語に訳さない
- 1ワードずつ読まない
- スラッシュリーディング
- 頭の中で声に出して読まない
- 高校卒業レベルの英文法知識
- 問題の先読み
この辺でしょうか?
もっとも大事なのは「返り読みしない!」で間違いありません
返り読みをしないためのアイデアは、後に紹介します。
速読アプリの使用
英語学習者向けに作られている訳では無いので、中上級者向けになりますが、スピードリーディングアプリの使用も検討する価値があります。
私のオススメは断然SPRITZ!
- URLをコピペするだけで速読トレーニングできる
- 自由にスピード設定を変えられる
- ユーザー登録なども不要
IELTSへの応用としては、アカデミックモジュールで頻出のトピックを扱うニュースサイト
- National Geographic
- Discovery
- ScienceDaily
以上のようなサイトに載っている記事を、SPRITZに落としてフラッシュリーディングすることもできます。
- SPRITZをダウンロード
- National Geographicで興味がありそうな記事を見つける
- URLをSPRITZに入れてフラッシュリーディング
演習問題と共に体系的に理解したい人は参考書もアリ
ココでいくら説明したとしても、最終的には実際に問題を使ってトレーニングを積まなければなりません。
- もっと詳しく書籍を使って理解したい
- 演習問題と共に体系的に練習したい
- 筆者の言っていることが信じられない…
オススメの速読に関する参考書は次の通りです。
書籍名 | 英語の速読入門 | TOEIC TEST 速読WPMトレーニング | 大学入試 世界一わかりやすい 英文速読の特別講座 | 英語ネイティブスピードリーディング | 10 Days to Faster Reading | SPEED READING: The Complete Blueprint To Speed Reading | Speed Reading: Learn How to Read and Understand Faster in Just 2 hours |
---|---|---|---|---|---|---|---|
料金 (税込) |
1,650円 | 1,650円 | 1,980円 | 1,800円 | 2,429円 | 1,188円 | 1,616円 |
特徴 | 初級者~中級者 | 中級者(TOEIC受験者) | 高校卒業レベル(大学受験者) | 初級者~中級者 | 上級者 | 上級者 | 上級者 |
- 英語の速読入門
- 英語ネイティブスピードリーディング
- 10 Days to Faster Reading
時間がない方のために、7つの中から3つピックアップしました!
個人的には、IELTS高スコアを目指すのであれば洋書を選んで欲しいところですが、難しすぎるものを選んでも逆効果なので、現段階のレベルに応じて参考書を選んでみましょう。
英語は必ず頭から読む練習をしよう
皆さんご存じの通り、英語と日本語では語順がまったく違います。
そのような側面から、日本語に訳しながら読もうとして、後ろから読んだり、前後行ったり来たりしている方もいるのではないでしょうか?
これを「返り読み」と言い、リーディングでは最大級の悪癖です
そんな悪癖を矯正するのが、スラッシュリーディングです。
「英語を英語のまま読む訓練」というとわかりやすかもしれません。
たとえば、ハーバード大学にて、J・Kローリングが行ったスピーチの一部を使ってみます。
I was convinced / that the only thing / I wanted to do, ever, / was to write novels. / However, my parents, /both of whom came from impoverished backgrounds / and neither of whom had been to college, / took the view / that my overactive imagination / was an amusing personal quirk / that would never pay a mortgage, / or secure a pension. / I know that the irony strikes / with the force of a cartoon anvil, / now.
引用元:Text of J.K. Rowling’s speech – Harvard Gazette
1つの塊で何ワード入れるべき?といえば、脳のメモリーは5ワード~9ワードまで塊で処理できるとされており、これくらいの感覚で区切るのが理想です。
スラッシュを入れることが目的ではないので、慣れたらスラッシュの数は減らす、最終的にはスラッシュを入れなくても塊で読めるように
最初はルールを守るのも重要ですが、慣れていくうちにルールに縛られ過ぎないように!
すべて一つひとつやる必要はない
ここまで、速読上達のアイデアをいくつか紹介しましたが、「すべてやれ!」という訳では決してありません。
まずは試してみて、合いそうなものを継続しましょう。
たくさんの方法に手を出し過ぎるのはよくな
「英語を英語のまま読む」というは、誰もが持っておきたい基礎的な技術だからです。
多読を理解して英語を読む習慣をつけよう
「多読」とは、漢字のとおり英語で書かれたものを、大量に読むことを表し、英語では「Extensive reading」または「ER」と呼んでいます。
- 幅広く
- カンタンに
- 楽しめるものを
以上のような側面を特徴としています。
問題を解いたり、何かを暗記したりすることはなく、とにかくいろいろ読む!
辞書を頼らずに、テンポよく読んでいくことが重要
「多読」と言ってしまうと難しく聞こえますが、カンタンに言えば「読書趣味の習慣をつけよう」ということです。
だからこそ、簡単に楽しめるものを読むという側面も重要視されています。
ただし、IELTS対策ではすべて「楽しく」という訳にはいかないので、応用した形で使います
まずセオリーとしては、IELTSによく出題されているトピックを扱うニュースサイトを毎日チェックすること。
- National Geographic
- Discovery
- ScienceDaily
ただし、上記はネイティブ向けの専門サイトなので、難しすぎて逆効果という場合も考えられます。
多読は簡単に読めるものでなければならない
そこで私が提案したいのは、「BBC Learning English」と「SmartNews」
BBC Learning Englishは、英国BBCが作る英語学習者向けのコンテンツサイトで、SmartNewsは英語ニュースを手軽に読める無料ニュースアプリです。
多読素材を選ぶ際は「IELTS要素×自分が楽に読めるレベル」のものを選んでみましょう!
- National Geographicを覗いてみて楽に読めるかどうかチェック
- 難しいのであれば、BBC Learning English、スマートニュースをチェック
- 自分が楽に読めるものを見つけて、毎日習慣化させる
精読と音読はリスニングスクリプトを使って行う
「精読」とは、特定の学習目的や課題を持って、 漢字のとおり詳細に文章を読むこと。
The readers carefully and closely read a short text with the intention of gaining an understanding of as much as detail as possible.
訳:できるだけ多くの詳細を理解することを意図して、短いテキストを注意深く読むこと
引用元:Learning Teaching, 1994
英語では「Intensive reading」と呼び、大量に文章を読む多読(Extensive reading)とよく比較されています。
- ゆっくりと
- 注意深く
- 短く難しいものを
このような要素が主に重要と言われていますが、「多読」に比べるとかなり曖昧で、日本でいう「精読」はさらに複雑。
決まったルールはなく、英語講師でも全員細かいやり方は異なります。
もっとも徹底的にやる場合、私が思う精読のやり方は以上の通りですが、IELTSリーディング対策でここまでやる必要はありません。
というのも、6.0~6.5を目指すのであれば、IELTSで精読すべきなのはリスニングスクリプトだと思っているからです。
やや奇抜なアイデアかもしれませんが、8.0を目指すような上級者でなければ、非常にオススメです。
それではここから具体的なアクションプランの解説!
- リスニング問題を解く
- 答え合わせをする
- スクリプトをチェックしてわからない単語・フレーズ・文法を抽出
- スクリプトを精読
- 音声をもう一度チェック
- スクリプトにスラッシュを入れる
- スラッシュ込みで音読
- リピーティングまたはシャドーイング
音読は学校でもやるものなので、どんなものかイメージしやすいかと思いますが、実は間違った効果的ではないやり方をしてしまっている方が多いです。
「意味がない」とも思われがちですが、しっかり行えば効果は期待できます!
最後のリピーティングおよびシャドーイングは、主にリスニングのためのものです。
ただし、シャドーイングは正しく行えるようになるまで時間がかかるので、6.0や6.5を目指している方であればリピーティングの方がオススメ!
この手順を踏めば、リーディングとリスニングの両方で、大きな相乗効果を見込めます!
最終的には過去問(公式問題集)をやり込むのが一番の対策
最終的には、ケンブリッジ出版の公式問題集を使った勉強、研究、攻略がもっとも効果的です。
IELTSに関しては、問題集と公式問題集とでかなりのレベルの差があるので、もっとも本番に近いケンブリッジ出版の公式問題集は唯一無二の存在となります。
問題集の重要性や使い方については、別の記事で解説しました。
関連記事:IELTSに過去問はない!対策に公式問題集が不可欠な3つの理由を解説
そして、対策を進める際には、絶対に気を付けなければならないことがあるので解説します。
解くときは必ず時間を計る
本番のスピードに慣れることは非常に大切です。
問題を解くときは必ずタイマーを60分に設定してかけておきましょう。60分間の途中で絶対に投げ出してはいけません、60分本番と同じように集中して解いてください。
本番もとってもすんなり入ることができるし、時間配分の計画も立てやすくなる
もしタイムオーバーになってしまったら、タイムオーバーになった時点にしるしを付けてわかりやすいようにしてください。
続けていくことで自分に合った時間配分を頭に刻み込むことができ、本番中に焦らなくなります
答え合わせは必ずしっかり行う
- なぜ、どのように間違えたのか
- 答えはどこにあったのか
- どのような思考回路で自分は間違いに行き着いてしまったのか
せっかく公式問題集を使うなら上記すべてチェックしてください
本文にもう一度目を通す
答え合わせが終わったら(または答え合わせ中)、アイエルツ(IELTS)リーディングの本文にもう一度目を通してください。
じっくりと読む必要はありません。
本文中に自分が分からなかった単語や表現、文法をすべて割り出し覚えてほしいから
わからなかった単語や表現は、すべてまとめて覚えなおしましょう。
公式問題集を使い倒すというのはこういうことです
同じ問題は最低2回行う
アイエルツ(IELTS)公式問題集は1冊で4回分の問題が組まれていますので、まずは1週目順番に1から4までやってください。
1周目を終えたら、もう一度1に戻ってやり直しましょう。
2周目に入るころには、1周目にわからなかった単語はわかっているはず
- 正解率は上がったか
- 本文理解度は上がったか
- わからない単語は無くなっていたか
- 所要時間は減ったか
上記に注目をしてください。
当たり前ですが、99%の人が1周目より高い得点が取れているはずです。
プロセスをひとつでも怠ってしまう人は伸びません、これははっきり自信を持って言えます。
IELTSを勉強していた頃は同じ公式問題集の問題を3周解いていました
アイエルツ(IELTS)リーディング問題を解く10個のコツ【勝てる戦略】
こちらでは、IELTSのリーディング問題を効果的かつ効率的に解くために、明日から使えるコツや戦略を10個紹介します。
リーディングの時間配分はキッチリ守る
先ほど解説したようにIELTSリーディングに割り振られている時間は60分であり、リーディングは3つのセクションに分かれています。
- Passage 1:17分
- Passage 2:20分
- Passage 3:23分
一般的な理想ですが、理想の時間配分は人それぞれです。
たとえば、もしかしたらセクション1を解くのが一番得意かもしれませんし、私はセクション3を解くのが得意かもしれない
自分なりの時間配分を公式問題集使用時に見つけるのが一番のオススメです。
オススメの時間配分を教えてくれた方が楽なんですが…
あくまで自分で考えながら対策するのがもっとも効果的な対策ですね、だけどどんな時間を設定するにしてもタイムマネジメントは超重要!
さらに、最初の2分、3分では、文章全体の趣旨をつかむことに時間を使うのもオススメ。
全体像を理解したうえで問題解答に移る
遠回りと感じられるかもしれませんが、こちらの方がスムーズに解答できます。
コチラに関しては後で紹介するスキミングとスキャニングで解決
文章は常に言い換えられている(パラフレーズ)
本文の内容を探すタイプのIELTSのリーディング問題文で、答えがそっくりそのまま本文にあることは100%ありません。
必ず言い換えられて、パラフレーズされているのです。
選択肢の中から正しい答えを選ぶ場合には、必ず同じことを言っている、言い換えられた断片が文章の中にある
IELTSはある程度の読解能力、言語運用能力があるかどうかを測るテストです。
言語や表現の裏に隠された同じアイデアを、言い換えられた文章として理解する能力が評価されます。
その場合どうすればいいんですか?
パラフレーズされている箇所を理解するには、単語力や文法知識を増やすのはもちろん、さらに精読力や読解力も必要になってきますね
簡単に言い換えがどのような形で行われているのかというと、こんな感じ。
言い換え前(問題文の中など) | Important | Irrelevant | Bad | Suitable | In conclusion |
---|---|---|---|---|---|
言い換え後(本文の中など) | Essential | Useless | Inferior | Uniform | To sum up |
つまり、類似語や同義語の対策も非常に有効。
とくに、Passage 2やPassage 3でよくみられる傾向です
長文読解ではスキミングとスキャニングテクニックも使える
リーディングテクニックの「スキミングとスキャニング」を聞いたことがありますか?
これはネイティブが英語問題(彼らにとっては国語の問題)を解く際にも使うリーディングテクニックです。
イギリス在住時にこのテクニックを使った方がいいと教わり、たしかにかなり問題を解く効率が向上しました
教えてください!
スキミングとスキャニングとは
まず動詞であるSkimとScanの意味を今一度確認してみましょう
- Skim:すくい取る
- Scan:精査する
この時点でイメージ少し湧いてきたのではないでしょうか?
スキミング:文章の要点だけをすくい取り、全体像を把握するテクニック
スキャニング:たくさんの文の中から探しているキーワード(内容、情報)をスキャンするテクニック
スキミングの具体的な使い方
このテクニックをIELTSに適用する方法としては、まず「見出しごと最初の段落だけを読む」という方法があります。
ほとんどの場合、アイエルツ(IELTS)リーディングでは最初の段落にその物語の概要、導入が載っていますので、そこである程度どんなことについて書かれているのか、という所をすくい取ることができるという訳です。
先にスキミングしてからスキャニング
英語だけでなく、国語のテストなどを解く際に問題を先に読む派ですか?読まない派ですか?
アイエルツ(IELTS)では、必ず先に問題を読むべき
ただし、問題を読むより先にスキミングをします、スキミングをすることによって物語、トピックの概要をつかむことが出来るからです。
その後に問題文を読んでスキャニングの作業に入ると、効率的に問題を解けるようになります。
IELTSにはどう活かせばいいですか?
まずは公式問題集を使ってこの方法が自分に合うかどうか試してみてください
スキャニング&スキミングテクニックを理解する為の1冊
もっと掘り下げて、スキャニング、スキミングテクニックを知りたい方は洋書の参考書を読むことになります。
スキミング、スキャニングの理解を、より深めたい方はこちらの書籍がオススメです!
とはいえ、結構値段が高いので、無料で概要を掴みたい方はコチラの動画がオススメ!
問題文は先読みする
IELTSリーディングでは、問題文を先読みしておくという方法がセオリーになります。
また、先読みした問題文の中で自分が重要だと思う箇所には、しるしをつけておきましょう。
そうすることで、目指すべきキーワードがなんとなくわかる
ただし、しるしをつける箇所の精度は、問題集や公式問題集を使って勉強する際に繰り返し行うことで上げるほかありません。
また、本文中に重要だと思う箇所があった時は必ず下線を引くようにしましょう。
結果的に時間短縮ができます
すべての単語・文章を理解しようとしない
スキャニングとスキミングと少し関連しますが、リーディング内容を隅から隅まで理解する必要はありませんし、すべきではありません。
いかに要点を抜き取って正解を探せるかが焦点になります。
でも全文理解できないと問題解けなくないですか?
いや、すべて理解しようとしてしまうと100%時間切れになります
IELTSリーディングの構造上、パッセージの全文を読まなくても正しい解答に行き着くように作られています。
文章を一言一句逃さず読もうとしない→スキミングとスキャニングを理解
さらに、公式問題集や問題集に知らない単語やフレーズがあるのは当たり前です。
だからこそ、先ほど話した答え合わせをする際のわからなかったものの覚えなおしや、2周目、3周目と解くことが重要になるのです。
正しい戦略は自分で見つけるもの
ウェブサイト、講師、元学習者、誰もが独自の戦略を持っています。
しかし、自分に合うかどうかの答えは自分の中にしかありません。
だからこそいろいろな戦略を問題集で試しながら、自分に一番合うものを見つけるべき
私もこれまで時間配分から戦略までいろいろ話してきましたが、必ずそれだけにとらわれずに、いろいろな戦略を活用してみましょう。
先読みが合う人もいれば、合わない人も必ずいます。
戦略をいろいろ試す意味でも、模擬試験や公式問題集はIELTS対策で非常に重要なのです
スペルは必ずチェック
IELTSのリーディングでは記述式の問題も出題されます。
スペルに関しては必ずしっかりと見直ししましょう。
- スペルミス
- 文法ミス
- 指定語数の超過
- 読み取れない文字
この部分はしっかりと見直しでチェックしましょう
スペル以外にも単数形、複数形などの見直しも必要
答えを解答用紙に写す時間も考慮
IELTSでは、答えを解答用紙に写す作業も考慮しなければなりません。
基本的に、ほとんどの人は、答えを一旦解答用紙に書き込んでおくと思うのですが、そこから解答用紙に写す時間も頭に入れておくべきです。
選択肢の中で絶対にこれは違うと確信が持てるものには×印でも何でもいいので印をつけておきましょう。
時間の節約になります
わからない問題は後回し
時間勝負のアイエルツリーディングで、わからない問題は、一旦なにかにマークをしたうえで飛ばしてください。
単純に考えこんでいる時間がムダです。
また、基本的に、文章を返り読みすることもオススメしません
モヤモヤするのはわかりますが考えている時間のムダです
考え込み過ぎて時間ロスしたことが結構あります…
問題文は必ずしっかり読んで適切な解答をしよう
IELTSリーディングには記述式の問題があるため、問題インストラクションをしっかり理解しておく必要があります。
たとえば、「3ワード以内で」という指定があるのにもかかわらず、3ワードを超過してしまったら不正解です。
記述式問題のあるIELTSだからこそ気をつけるべき点です
今どきインターネット上には無料で練習問題もたくさんあるので、ぜひ以上のコツを特訓してみましょう!
関連記事:バークレーハウスのIELTS対策の評判はどう?レッスン感じた圧倒的な凄みとは
IELTSリーディング対策に使えるおすすめ参考書・問題集10選
ここからは私がIELTSのリーディング対策だけにフォーカスして、オススメしたい参考書や教材を紹介します。
書籍名 | 実践IELTS英単語3500 | 文脈で覚える IELTS英単語 | IELTS過去問(公式問題集)シリーズ | 新セルフスタディ IELTS 完全攻略 | 実践IELTS技能別問題集リーディング | パーフェクト攻略IELTSリーディング | IELTS Reading: IELTS 5-6+ (B1+) | Improve Your Skills: Reading for IELTS 6.0-7.5 | CEFRに基づく英文法 | 総合英語 Evergreen |
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料金 (税込) |
2,860円 | 2,090円 | 6,033円 | 2,860円 | 2,640円 | 2,640円 | 3,537円 | 3,710円 | 2,800円 | 1,870円 |
特徴 | 定番で間違いない単語帳 | リーディングの文脈に合わせた解説あり | IELTS公式問題集 | 同じ形式の問題をやさしいレベルで解ける | リーディング特化の問題集 | リーディング特化の問題集 | スコア5.0~6.0向け | スコア6.0~7.5向け | 6.0~6.5を目指す人に最適な文法問題集 | どうしても解説書で文法基礎を固めたい方へ |
もちろん、すべて購入する必要はありません、自分の今の実力や得意不得意、資金を考え、自分に合ったものを選んで対策しましょう!
書籍名 | IELTS過去問(公式問題集シリーズ | 実践IELTS単語帳3500 | 文脈で覚えるIELTS英単語 | CEFRに基づく英文法 | 実践IELTS技能別問題集リーディング | パーフェクト攻略IELTSリーディング | IELTS Reading: IELTS 5-6+ (B1+) | Improve Your Skills: Reading for IELTS 6.0-7.5 | 新セルフスタディ IELTS 完全攻略 | 総合英語 Evergreen |
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参考価格 | 6,033円 | 2,860円 | 2,090円 | 2,800円 | 2,640円 | 2,640円 | 3,537円 | 3,710円 | 2,860円 | 1,870円 |
出版社 | Cambridge University Press | 旺文社 | ディーエイチシー | 桐原書店 | 旺文社 | テイエス企画 | Collins | マクミラン・ランゲージハウス | ジャパンタイムズ出版 | いいずな書店 |
概要 | 唯一無二の公式問題集 | 単語帳 | 単語帳 | 文法問題集(洋書) | リーディング参考書 | リーディング参考書 | リーディング参考書 | リーディング参考書 | 初心者向け参考書 | 文法解説書 |
対象者 | 全受験者 | 全受験者 | 全受験者 | 初級~中級 | 初級~中級 | 初級~中級 | 初級~中級 | 初級~上級 | 初級~中級 | 初級~中級 |
実践IELTS英単語3500
内容・評価 | |
概要 | 全レベル対応の定番IELTS単語帳 |
対象 | 初心者~上級者 |
期待できる効果 | IELTSの頻出単語を効果的に学習できる |
もっとも定番と言ってもいい単語帳です。
安心安定の旺文社さんが出版しているものなので、失敗ということはありません!
もし迷ったらコレ!と断言できます。
- 基本語1000語と重要語2500語に分かれている
- 重要語2500語はレベル1からレベル5まで分類されている
- 収録発音、スペルはイギリス英語式で統一
- 単語の音声と例文は無料音声ダウンロード可能
- スマホアプリと連動可能
- スコア7.5までカバー
文脈で覚えるIELTS英単語
内容・評価 | |
概要 | 文脈で単語を覚えることにフォーカスした単語帳 |
対象 | 中級者~上級者 |
期待できる効果 | LRSWの文脈に合わせて単語取得 |
こちらは文脈に合わせて、IELTS単語を覚えるというテーマで設計されています。
たとえば、ライティングの文脈、スピーキングの文脈、リーディングの文脈など、的を絞って的確に単語を掲載しているのが特徴。
正直にいうと、リーディング対策という観点では、先ほど紹介した「実践IELTS英単語3500」よりも、コチラの方がオススメ!
IELTS過去問(公式問題集)シリーズ
内容・評価 | |
概要 | 唯一無二のIELTS公式問題集 |
対象 | 初心者~上級者 |
期待できる効果 | 実際に出題されたリアルな問題で対策ができる |
とにかくIELTS対策には欠かせない唯一無二の存在です。
徹底的に対策するのであれば17巻のうちの3冊くらいは欲しいところですが、一気に3冊買ってしまうとそれなりのお金がかかってしまいます。
まずは最新ナンバーの18を購入して、ナンバー18をやり尽くしたらナンバー17を買う、と言ったように順番で買っていくのがオススメです
便宜上「過去問」と呼ばれることが多いですが、実際は最も本番レベルに近い、Cambridge University Pressが出版する公式問題集です
新セルフスタディ IELTS 完全攻略
内容・評価 | |
概要 | IELTS全体の概要解説からやさしいレベルの模擬試験掲載 |
対象 | 初心者 |
期待できる効果 | IELTSというテストをまず理解することができる |
IELTSにはじめて挑戦する、まだ英語力が高くないと感じる、1回受けてスコアが悪かったといったような初級者~中級者レベルにオススメできる参考書です。
- まず初心者が見るべき攻略本
- 過去問(公式問題集)より簡単ながら同じ形式の演習問題掲載
- とりあえず知っておくべき情報をすべて網羅
実践IELTS技能別問題集リーディング
内容・評価 | |
概要 | リーディングに特化した問題を掲載する問題集 |
対象 | 初心者~中級者 |
期待できる効果 | リーディングに特化してIELTS対策ができる |
リーディングがとくに苦手な方や初心者にオススメしたい書籍です。
このようにリーディングに特化して、解き方から対策法、基礎情報、演習問題が網羅されています。
先ほど紹介した「新セルフスタディ」のリーディング版と言ってもいいようなものです
パーフェクト攻略IELTSリーディング
内容・評価 | |
概要 | リーディングに特化した問題を掲載する問題集 |
対象 | 初心者~中級者 |
期待できる効果 | リーディングに特化してIELTS対策ができる |
コンセプトとしては、先ほど紹介した「実践IELTS技能別問題集リーディング」と同じなので、気に入った方を選択する形で問題ありません。
書かれている内容もおおむね類似しています。
値段もほぼ同じです!
IELTS Reading: IELTS 5-6+ (B1+)
内容・評価 | |
概要 | リーディングに特化した全編英語の問題集 |
対象 | 初心者~中級者 |
期待できる効果 | 世界的に有名な書籍でIELTSリーディング対策 |
こちらは、初心者および中級者をターゲットにした、英語学習書で有名なコリンズ社が出版する書籍です。
ターゲットが明確に5-6とされているので、わかりやすいですね!
洋書で勉強するのは慣れないかもしれませんが、本格的に対策したいのであれば、少しおっくうでも全編英語のIELTS書籍に手を出してみるのも選択肢です。
Improve Your Skills: Reading for IELTS 6.0-7.5
内容・評価 | |
概要 | 中上級者向けリーディング問題集 |
対象 | 中級者~上級者 |
期待できる効果 | 世界的に有名な書籍でIELTSリーディング対策 |
こちらは、6.0~7.5を目指す中上級者をターゲットにした、全編英語のリーディング書籍です。
ターゲットが6.0~7.5とされているので、対象者が明確です!
コチラも世界的に人気の書籍です!
CEFRに基づく英文法
内容・評価 | |
概要 | 全編英語の文法問題集 |
対象 | 初心者~中級者 |
期待できる効果 | 必要な文法を一括で網羅 |
日本語書籍のように見えますが、中身はルーシー・ベーカー著の「Grammar Matrix」です。
IELTSリーディング問題を解くうえで、スムーズに読めないという場合は、文法知識が足りない可能性が高いです。
CEFR B2レベルは、IELTS換算で~6.5なので、ドンピシャの英文法範囲が完全にカバーされています。
総合英語 Evergreen
内容・評価 | |
概要 | 超有名な文法解説書 |
対象 | 初心者~中級者 |
期待できる効果 | 必要な文法を網羅 |
基本的には、先ほどの「CEFRに基づく英文法」の方がオススメですが、問題形式ではなく教科書型のもので文法知識を学びたい方にはコチラがオススメ。
「フォレスト英文法」という、絶大な人気を誇っていた文法書の後継です。
値段は安めなので手も出しやすいですね
IELTS対策にオススメのオンラインサービス完全まとめ
なぜなら、間違いを直してもらわなければ、正解がいつまでもわからないから
- IELTS対策が得意なオンライン英会話
- IELTSのライティング添削サービス
- オンライン講座・通信講座
IELTS対策にオススメのオンライン英会話
【メリット】
- ひとりではできないアウトプットができる
- さまざまな種類の英語に触れられる
- 自由度が非常に高い
- 教材が無料で使用できる場合がある
- 対面の英会話スクールと比べると費用が圧倒的に安い
- 駅前の対面スクールにはいないような講師もいる
【デメリット】
- サービスの差が激しい
- 講師の質がピンキリ
- インターネット接続に左右される
- 学習プランがないようなオンライン英会話もある
- 常に自分との戦いになる
関連記事:オンライン英会話のメリットとデメリットって?元講師が徹底解説!
関連記事:オンライン英会話の効果的な受け方を解説!初心者でも失敗しないポイントを併せて紹介!
【メリット】
- 対面スクールやコーチングより圧倒的に安価
- 4技能を総合対策できるところもある
- いろいろな場所から選べる
- いろいろな講師と学べる
【デメリット】
- サービスによってはIELTS対策を提供していない場合も多い
- スピーキング対策のみの提供も多い
- サービスクオリティの上下が激しい
- 講師の質の上下も激しい
サービス名 | ELT英会話 | バークレーハウス | Cambly | ベストティーチャー | Preply |
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無料体験 | レッスン1回 | レッスン1回 | レッスン1回 | レッスン1回 | 値引きトライアル |
料金 (税込) |
77,440円 | コースによって異なる | 3,690円/月~ | 16,500円 | 講師によって異なる |
関連記事:IELTS対策ができるおすすめオンライン英会話|スピーキングで選ぶのは損!
- 資格持ちのイギリス人に直接担任として教えてもらえる
- 的を絞った的確な指導で効率的に合格を目指せる
自分ではまったく気にもしなかった基礎固めから解答テクニック、対策法まですべて教えてくれます。
レッスン外でもEdmodoという教育向けプラットフォームで、練習問題や読んでおくべき資料などを送ってくれますし、質問があればいつでもそこで回答してくれます。
宿題に関しても、私生活に合わせて仕事が忙しいときは少な目、ガッツリやりたいときには多めに出してくれるのでタイムマネジメントも非常にやりやすいと感じます。
ちなみに、資格対策の場合、スピーキングだけでなくライティング、リスニング、リーディングとオールインワンで総合対策。
オーダーメイドカリキュラムで自分の目的に合うレッスンを受けたい方におすすめです。
気になる方は、下記の記事をご参照ください。
ライティング添削にオススメのオンラインサービス
結論からいうと、IELTSライティングのスコアは添削を挟まないと上がらないです。
- 自分で自分の改善点は見つけられないから
- 完全独学でできることは極端に少ないから
- 経験者から添削してもらえばスコアの伸びが桁違い
現在、国内や海外たくさんの添削サービスがあります。
ベストティーチャーやバークレーハウスなどでは添削サービスもおこなっているため、添削をおこないたい方はぜひ活用してみましょう。
まだ直接指導が不安な人にオススメのサービス
「まだ直接オンラインで指導してもらうのは不安…」
最終的には直接指導してもらうのが一番ですが、その前段階としてクッションを挟みたい方にオススメなのが格安でIELTSスピーキング添削を行える「SpeakNow」
アプリで簡易的に音声添削を行っているサービス
スピーキング添削系では圧倒的なコスパを誇ります。
フリースピーチ形式でIELTS公式問題集の解答を録音するのもアリですし、IELTS関連の質問も用意されているので、それに回答するのも効果的!
しかも添削してくれるのはネイティブのみ!
運営が心配になるレベルの価格なので、値上がりする前にぜひ試してみてください。