今日は、英検1級・TOEIC950点を保持していて、英会話教室での指導経験も4年ほどあるというライターさんから、小学生が英語教材を使いこなすためのヒントを教えて頂きたいと思います!
2.まず重要なのは「子どもが楽しむことのできる教材かどうか」
1.はじめに
今日は、英検1級・TOEIC950点を保持していて、英会話教室での指導経験も4年ほどあるというライターさんから、小学生が英語教材を使いこなすためのヒントを教えて頂きたいと思います!
では、早速寄稿頂いた記事をご紹介します。
2.まず重要なのは「子どもが楽しむことのできる教材かどうか」
幼児さんや小学生の場合、英語にきちんと触れるのは初めてというケースも稀ではありません。そんなキッズたちに英語の勉強を始めてもらう際に、一番重視したいポイントは、
「英語を好きになってもらえるような、勉強を楽しめる教材であるかどうか。」
ということです。
ただし、楽しいだけではだめで、教材選別の際にもうひとつ忘れないでおきたいポイントがあります。それは、
「中学生からの本格的な文法教育に学習を繋げていけるような教材であるか」
という点です。
小学生の英語学習というと、文法学習などを度外視した「とりあえず話してみるだけ」のものになってしまいがちです。
確かに、基礎的な発音や耳を慣れさせるという点では、それらも有意義ですが、将来的な文法の学習も視野に入れた教材選びが何より重要です。
今回は、筆者が実際に子どもたちに英語を教えていた経験から、オススメの教材をご紹介したいと思います。
3.レベル別・こどもにおすすめの英語教材3種
AGOカードゲームは遊びながら英語に慣れ親しむことができるカードです。
カードを引くと英語の質問が書いてあるので、次のプレイヤーはその質問に答えてからカードを引く、というシンプルなゲームです。
英語のレベルごとに4種類のゲームが出ているので、お子さんの成長に合わせて選んでみるのも良いかもしれません。
ゲームをするだけで、読む、発音する、質問する、返答するなどのアクションを行うことができるで、「まずは英語を好きになってもらう」という意味でこのような教材は有効です。
海外の英語絵本は絵柄もかわいいものが多く、日本の絵本とはまた違った趣向を楽しめます。「おはなし」を読んだり聞いたりするのが大好きなお子さんなら気に入ってもらえるでしょう。
リーディングCDが付属しているものも多くあるので、親御さんが正しい発音をできなくても心配はいりません!
英語絵本を用いることのメリットは、普段の読書にこれらの本を組み込むだけでいいことに加えて、絵本の特定のキャラクターを気に入ってもらえれば、繰り返し読んでもらえるということにあります。
3. 小学生向けの文法問題集(例:小学生で楽しみながら英検に合格する本)
以上の教材で英語に対する親しみを持ってもらえたら、いよいよ文法的に精緻な勉強を始めていくことも大切になってくると思います。
筆者は、中学生に難関入試英語を教えていたことがあるのですが、小学生時代に英会話だけでなく、軽く文法的な話にも触れていた生徒さんは飲み込みが段違いに早かった記憶があります。
ゲームや絵本などと比べて、楽しく続けられるような仕掛けは施されていないものも多いのですが、親御さんのサポート次第では「英語ってつまらない」という印象を抱かずに済みます。
文法の勉強をした後で、上記の絵本に戻るとまた違った楽しみ方ができるものです。
それまでは感覚で単語の意味をつなげて追っていたストーリーが、文として認識できるようになると勉強の達成感もひとしおです。
小学生の英語となると、単語帳で単語を覚えさせようとする方も多いですが、個人的には文法の方が優先かと思います。
文法をある程度わかってもらえれば、子どもが興味ある英語の絵本などを読んでいく過程で自然と単語は覚えてもらえるケースが多いからです。
また、単語学習を過度に課すことや、単語のみに偏重してしまうことにより、学習意欲が削がれてしまうリスクの方が大きいと感じています。
4.まとめ
本記事では、小学生向けの教材選びは
– 「英語って楽しい」と思えるかどうか
– 文法的な勉強も導入してあげる
この2点から教材のアイディアをご紹介しました。
もっとも、小学生の英語学習に何より必要なのは親御さんのサポートです。
お子さんの勉強に寄り添い、英語学習体験が楽しい記憶となるように勤めてあげてください。