英検直前対策・直前には何をする?
小学生の英検対策について、保護者の視点から何をどうやってサポートしていけば良いかについて書いてきた「小学生の英検-保護者のための虎の巻」シリーズも、いよいよ今回が最後です。
今回は、いよいよ英検試験が近づき、本番直前になったとき。保護者として何ができるのか?について書いていきます。
ぜひ最後までご一読ください!
もくじ
英検1次試験の直前に保護者ができるサポート
受験するお子さんの直前の状態は、以下の2パターンです。
■しっかり準備してきたor 相応の実力があるので、いつも通りの勉強でOK・・・という子供
■未だ実力不足・・・という子供
前者なら問題ありませんが、後者の場合は親子共々、焦りと不安もあるでしょう。
ただ、お子さんが不安に感じているのに、親御さんまで不安げにしてしまうと、余計にお子さんの不安を助長させてしまいますのでこれは良くありません。親御さんはどっしり構えてお子さんを安心させてあげたほうが得策です。
それでは、英検直前にできる自宅サポートをご紹介します。
英検1週間前にできる家庭サポート
1)単語テストを繰り返し行い、語彙を定着させる
2)受験当日のシミュレーション
1)直前に新しい語彙を詰め込むよりも、今まで学習してきた中でつまづいた単語を復習し定着させると自信がつきます。そのため、単語テストを繰り返し行って、既に覚えている語彙をさらに定着することに集中しましょう。
余裕があれば新しい単語をさらに覚えるのも良いですが、余裕がない状態で覚えても焦ってしまうだけなのであまりお勧めできません。
2)受験当日をシミュレーションすることで、本番に想定外の事が起こった時の対処や、先に用意しておかなければならないことを具体的にイメージできます。
英検受験当日のシミュレーション
前述の「受験当日をシュミレーションする」ということについて、具体的には以下のことを行います。
a)タイムマネジメント=時間配分の確認
b)本番と全く同じように机上の環境を整える
c)過去問を本番当日と同じ時間スタートで解かせる
a) 問題を解く前に、各大問が何時何分までに終わっていれば良いかを再確認します。
b) 事前のマークシートへの名前や受験番号記入も行います。※
c) 机の上は受験票と身分証明書を置き、鉛筆と消しゴム以外のものはしまいます。 本番が午前10時15分にスタートなら、前の週の10時15分から同じように過去問をスタートします。
「保護者の方には、一次試験は「解答用紙の必要事項記入の代筆・補助」のために、試験開始5分前までの試験教室への入室を認めております。」
~英検 for kids! 公式サイトより抜粋~
そこまでする必要ある?と思われるかもしれません。
でも、英検受験本番と同じような状況と緊張感を味わうことで、本番ではより落ち着いて試験問題に取り組むことができるようになります。
英検1次試験の前日に行うこと
いよいよ明日は試験当日。本番前の前日には、以下の確認をお子さんと一緒に行いましょう。
1)英検会場の場所の再確認
2)開始時間の再確認
3)受験票、身分証明書、筆記用具等の準備
交通機関の乱れも予測して、時間に余裕を持って出発できるよう準備しておくと安心です。
前日は早く寝るようにし、コンディションを整えてあげましょう。前日の夜、当日の朝は消化の良い食べ物がおすすめです。
げん担ぎでかつ丼などを用意する方もいらっしゃいますが、かつ丼は胃もたれしやすいので気をつけましょう。
英検公式サイトも参考になります♪
当日のスケジュール&持ち物リスト
https://www.eiken.or.jp/eiken/eikenkids/schedule01/
英検デビューできるかな?チェックシート
https://www.eiken.or.jp/eiken/eikenkids/checksheet/
英検2次面接の直前に保護者ができるサポート
面接の結果に大きく影響を与えるのが、受験生のメンタル(自然な会話ができる落ち着き)です。
受験級のレベルに応じたスピーキング力が必要になることはもちろんです。ですが、受験生の本来持っている実力を、最大限発揮できるかどうかというと、これはメンタル力が試されるところです。
ましてや小学生であれば、なおさら、メンタルによる影響が非常に大きくなります。
これについて、自宅学習だけで臨むお子さんは特に、このメンタル面での準備を見落としがちです。
自宅でできる英検面接の直前サポート
英検1次の時と同様、やはり当日のシミュレーションが肝心です。
1)自宅内の面接部屋を決めて椅子を向かい合わせに設置し、可能なら保護者が面接官となる
2)お子さんは面接カードもどきを持ってドアをノックし、部屋に入るところから練習
3)模擬面接でも実際の声のトーンで、相手の目を見て話す
お子さんにはまず、「他の受験者と一緒に面接を待っている廊下、または部屋」を思い浮かべてもらいます。
「親の目の前で英語を話すなんて、恥ずかしくてイヤだよ」
などとお子さんに言われてしまうかもしれませんが、
「今恥ずかしがらずにやったら、面談で絶対うまくいくからがんばろう!」
と声掛けをしましょう。
それでもどうしても、親御さんが面接官の代わりをするのは難しいという場合には、スモールワールド受講生なら講師に模擬面接をお願いしましょう。
面接官が座る位置にPC画面を設置して、臨場感たっぷりな環境を作り出すことならできますね!
その際も、やはり、部屋をノックして入るところから始めるよう、講師にお願いします。講師側からそのようにお願いされることもあります。
そして、相手が保護者でも講師でも、
「目の前に座っている相手は会ったこともない面接官だと思い込んでね!」
と伝えた上で練習開始です。
本番をシミュレーションしたイメージトレーニングを行うと成功率が本当に上がります。
プロのスポーツ選手なども実践しているトレーニングですので、面倒がらず、ぜひ実践してみてくださいね。
面接カードの書き方↓
https://www.eiken.or.jp/eiken/eikenkids/form/pdf/02.pdf
面接カードサンプル(準2級)↓
https://www.eiken.or.jp/eiken/schedule/pdf/p2q-2ji.pdf
※古い英検対策本を見ていると、現在のものとフォーマットが異なっている可能性がありますので、公式サイトから最新の情報を必ずチェックするようにしてください。
さらに、公式サイトでは、バーチャル二次面接試験というものも提供してくれていますよ!
こちらもしっかりチェック&活用をして、本番の英語面接に備えたいですね。。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/virtual/
(上記リンクはすべて日本英語検定協会公式サイトより引用)
Attitude(アティチュード)点について
面接官も人間です。
評価項目の中で、アティチュード(Attitude)「態度・姿勢」という項目があることはご存じでしょうか。
高級な絵も、額縁がボロボロでは価値のあるものに見えないことがあります。一方で、「その逆も然り‥」とは言えません。
もちろん実力が伴ってこその合格!・・・・ではありますが、外枠の要素も大切だということは言えるのではないかと思います。
その点はお子さんにしっかり説明しておきましょう。
終わりに
小学生の英検ー保護者のための虎の巻はいかがでしたか? 少しでもお役に立てたでしょうか?
保護者としてのサポートは大変ですよね。でも一番大変なのは小学生のうちに受験するお子さんです。
温かい気持ちで応援してあげてくださいね!
そして、保護者のサポートだけではやっぱり少し不安が残る・・・・という場合には、ぜひ期間限定、1カ月だけでも受講が可能なスモールワールドオンライン英会話への入会をご検討ください。
指導経験豊富な先生と、マンツーマンで指導が受けられます。保護者の方にとっても、心強いと思っています。
もちろん、事務局スタッフも陰ながらサポートをさせて頂きますので、なにかあればどうぞご相談ください。
この記事の執筆は事務局スタッフSが担当させて頂きました!