彼岸花

白い彼岸花、初めて見ました!

 

スモールワールドでは英検対策レッスンに定評があり、なんと、今月行った生徒アンケートでは、

 

「どんなレッスンを受講していますか」

 

という質問に対して、なんと半数以上の方が

 

「英検対策レッスン」

 

という回答をしてくださいました。

 

英検対策=スモールワールドというイメージが強いのかもしれませんが、先生の中には「TOEIC」や「TOEFL」の対策レッスンも出来るよ~、という方も複数いらっしゃいます。

 

今日はそのなかの「TOEIC」について、「留学時」や「大学受験時」にTOEICは役に立つのか、立たないのか?ということについて記事にしたいと思います。

 

 

まず初めに、TOEICについてのおさらいです。 

 

TOEICは Test Of English for International Communication の略で、テストの開発には日本人が深く関わったことでも知られています。

 

既に全世界で使われていたTOEFLは、大学や大学院といったアカデミックな場面で必要な英語能力を測定するツールとして開発されたものです。

 

そんななか、

「専門的な内容というよりは、ビジネスの場などでコミュニケーションを図れる英語能力が必要。ビジネスの現場で必要な英語力を図るツールが必要だ」

という開発者の熱意が実を結び、誕生したのがTOEICテストです。

 

・・・・つまり、TOEICテストは、もともとはビジネスパーソンを対象に開発された、ということです。

 

日本企業に入社をすると、海外出張や海外赴任の条件として、あるいは昇進や特定のポストに就く条件として「TOEIC●点以上」という規定を設けている会社が数多くあります。

 

TOEFLでも英検でもなく、TOEICの点数を基準にしているというのは、非常に合理的な選択だということが理解できますね。

 

一方で、出てくる疑問点もあります。

 

それは

 

「アカデミックな内容を学びに留学を検討している方や、あるいは大学受験を控えている高校生にとって、

 

「ビジネスパーソンを対象に開発されたTOEIC」を学ぶのはナンセンスなんではないか?」

 

ということです。

 

気になりますよね?

 

・・・・・でも、実は、英語圏(主にアメリカ・カナダ)の大学や大学院に留学する方を除いては、TOEICテストは留学にも就職にも大いに役に立つのです!

 

確かに、英語圏の大学・大学院に留学をする場合にはTOEFLのスコアを求められることが多いです。

 

逆に言うと、アメリカやカナダの大学・大学院に進む予定がない、という場合には、語学留学や大学受験、あるいは就職活動をする上でもTOEICの高得点を保持していると、かなり有利になるということです!

 

以下は、駿台予備校が出している「2023年度入試 英語外部試験利用入試を実施する主要私立大学一覧」の表です。

  https://www2.sundai.ac.jp/news/2023news/2023_eng_shiritsu.pdf

 

英検に比べれば、TOEICの点数を換算してくれる大学の数は減りますが、それでも十分に多くの大学でTOEICの点数を申請することが可能です。

 

なお、TOEIC(一般的にTOEICというとTOEIC L&Rを指します)は、企業等ではListeningとReadingの2技能・990点満点で見ることが多いですが、大学受験においてはTOEIC S&W(Speaking &Writing)の点数も組み込む必要が多いという特徴があります。

 

ただし、例えば 中央大学総合政策学部のように

「TOEIC LR 550点以上またはLR+SW790点以上」

という条件が付いている大学もあります。

 

どうしても、スピーキングが絶対的に苦手! 英文を書くのは無理なんです~ という学生さんも、じっくり選べばスピーキングを回避する選択肢も取ることが出来ますね♪

 

 

では次に、留学ではどうでしょうか?

 

日本では、特にTOEICのスコアが就職の際に重視されることから、日本人に人気の留学先であるオーストラリアでは、むしろ

 

「TOEICの点数を上げよう!」

 

を掲げた留学プログラムがあったりします! 

 

その他、フィリピンでもTOEIC留学コース等、TOEICの点数アップを目的とした留学プログラムを扱っている語学学校が多く存在しています。

 

つまり、文学や経済などのアカデミックな内容を学ぶために英語圏の大学・大学院に行きたい人はTOEFLが必要ですが、そうではなく、

 

あくまでも英語力を身につけたい!

 

という目的の留学であれば、TOEICのスコアを狙っていけば良い、ということになるかと思います。

 

 

最後に、就職活動ではTOEICのスコアはどのぐらい影響しているでしょうか?

 

まず、前提としては、就職活動にTOEICスコアを持っていることは必須ではありません。

 

ただしTOEICハイスコア(大体600~700点以上が目安)を所持している場合には、エントリーシートに点数を書けば、選考の際に有利になる可能性は大いにあります。

 

有名なところでは、楽天では入社時までにTOEIC800点を取得する必要があります!800点です!!かなりの高得点が求められていますよね・・・。

一応、新卒リクルーティングサイトに行って見てきましたが、以下のような文言になっていました。

 

「TOEICスコアのみで選考結果を判断することはなく、選考結果につきましては総合的に判断させていただいております。ただし、ご入社までに800点を取得いただくことが必要です。そのためのマイルストーンを適宜設けており、選考を進まれる中でご案内していきます。」

 

多くの企業では、入社の際の選考としてはTOEICスコアは求めない。

けれど、昇進・昇格などのタイミングでスコアが必要になってくる、と言えるでしょう。

 

仕事で忙しい入社後に、初めてTOEICに触れるよりは、学生のうちから対策や受験をしていくのは良い選択ですね!

 

 

ただ、そう考えてみると、かなり遠い将来の、するかどうかも分からない昇進のために、高校生がTOEICの対策レッスンを受ける・・・・というのは少々おかしい、と思う方もいるかもしれません。

 

特に、イマドキの若者は「昇進よりもライフワークバランスを重視」する人たちが多いと聞きますし・・・・💦

 

 

ですが、私は実はTOEICテストの受験は、高校生(あるいは中学生でも)のお子さんにもおすすめしたいと思っているんです。

 

英検では、わりと環境問題や道徳的な問題が出題されることが多いですよね。

 

でも、TOEICは先ほどから説明している通り、割合とビジネスシーンや日常生活に関するテーマが多く出題されます。

 

これから社会に出ていく思春期の学生さんたちには、ぜひ、国際経済について関心を持ってもらいたいと思っていますので、むしろ英検で良く出題される問題よりもTOEICの出題テーマの方が学びが多いように思っています。

 

来年からは新NISAが始まりますが、投資も、社会やビジネスの仕組みについて学ぶ良い機会です。

ぜひご家族で、英語の勉強と並行して、投資や資産形成についても話し合いをしてほしいなー・・・なんて考えているのです!

 

 

それでは最後にちょっとだけ宣伝。

 

スモールワールドでは「レッスンタイトル一覧」のページがあります。

 

ここで「英検」カテゴリーや「その他英語資格」というカテゴリーを選択して、レッスンを絞り込んで頂くと、ご興味のあるレッスンを探しだすことが出来ます。

  → https://www.sma-world.com/WTE/site.cgi?m=coulstfrm

 

フリーワード検索で「TOEIC」と入力していただいても大丈夫です。

 

ぜひ一度、スモールワールドでご提供しているレッスンプログラムを見に来てください!

 

 

 
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