あれ?ダイエットしているの誰でしたっけ?笑
こんにちは。今日は「英語じゃなくても(日本語だって)難しい」についてのオマケ編、数(かず)の数え方についてのお話です。
前回は、日本語の漢字の読み方って、結構間違える日本人多いよね、という話をしました。
今日は、世界共通言語?の数(かず)が、日本語を学ぶ外国人にとっては、かなりの悩みの種になっているという話です。
普段平然と使っている日本語の数(かず)の数え方って、実は複雑怪奇な動きをしている、ってお気づきでしたでしょうか?
ではまず、1から5まで(色々考えてしまわないように)早口で、発話してみてください。
・・・・・・どうでしょうか?
イチ、ニ、サン、シ、ゴ!
と言いましたかね?
では次に、こちらも早口で5から1まで言ってみてください。
・・・・・あれ? あれれ?
ゴー、ヨン、サン、ニ、イチ。
ゴー、ヨン、サン、ニ、イチ。
になりませんか?
これは10まで読むバージョンもあって、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10を
イチ、ニ、サン、シ、ゴー、ロク、シチ、ハチ、クー、ジュー
と読んでいた人が、10,9,8,7,6,5,4,3,2,1を読もうとしたら
ジュー、キュー、ハチ、ナナ、ロク、ゴ、ヨン、サン、ニー、イチ になっていることがあります。
もちろん「私は1-10まで数える時もヨンとナナと言う」「9をクとは読まない」という人もいるかもしれませんが、それにしてもこの2通りの読み方を、だれも疑問に思わずに「容認」していることは確かですよね。
日本語を学ぶ外国人の苦悩はこれだけではありません。
例えば犬・猫の数えかた。
1匹、2匹、3匹、4匹・・・・
学習者「イチヒキ ニヒキ」
日本人「いや、イチは「イッ」 ヒキは「ピキ」になるんだよ。」
学習者「イッピキ、ニピキ」
日本人「いや、ニヒキは「ピ」にならないからそのまま。サンビキはなぜか「ビ」になるよ」
学習者「イッピキ、ニヒキ、サンビキ、ヨン・・・・・ヒキ?ピキ?」
日本人「4のときはヨンヒキでOKよ。5も、ゴヒキで大丈夫!」
学習者「ああ、では1~3が特別なのね。OK。 ヨンヒキ、ゴヒキ、ロクヒキ」
日本人「ごめん、ロクは、ロクヒキじゃなくてロッピキだった」
学習者「Why Japanese people?!」
そして、さらに恐ろしい(?)ことに、犬も猫も、なんならあひるも虫も「匹」なのに、なぜかウサギは「羽」、馬は「頭」と数えますね。
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私は、これらの数え方の怪を知って、はじめて英語の難解な数え方で怒り狂っていた、あの怒りが収まりました笑
だって、なぜメガネが1つなのにglassesなのか?!
昔はレンズが一つだったから、というのであれば、ジーンズはどうなんだ?!昔は右(左)足だけで履いていたとでも言うのか?!
と、思いませんでしたか?
魚が不加算名詞ってどういうことだ?
百歩譲って、マメいわしを「一山」「1パック」で買うことはあっても、しゃけもサバの干物も、きちんと数を家族人数分に合わせて買って帰らないんだろうか?
とかも、思いますよね?!
まあ、冷静に考えれば日本語でも鮭3切れは3切れであって three salmons は巨大すぎて食べられないということは理解できるのですが。
そういえば、鮭は「さけ」か「しゃけ」かどっちが正しいんだろうな・・・・。
まあ「ニホン」でも「ニッポン」でも良しとするお国柄だから、きっとどちらでも良いのだろう。
・・・・・などと、言語というのは、数式のようにスッキリしておらず、ルールとか規則性とかはあまり考えずにとりあえずまねっこするという方法が宜しいようです。
3回に渡ってお届けした「日本語だって難しい」シリーズは、いかがでしたでしょうか。
少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです。
次回からはまた英語のワンポイントTIPSなどについてお話していきます。