こんにちは。今日は前回の続き「英語じゃなくても(日本語だって)難しい」についてのお話です。
前回は、ビジネスシーンで気になる言葉遣いや敬語の濫用についてお話しましたが、今回は漢字の読み間違いについてお話をしていきたいと思います。
本題に入る前に、前回同様、弊社あてに届いたDMの晒(さら)し画像をご覧ください。
メールDMだった前回とは違って、84円の切手代をかけて郵送でキレイな封筒に入って届きました。
しかし、中に1枚だけ入っていた便箋を開いた途端に、件名がコレです。
「ご提案のお伺い」って・・・。
ご提案・・・・を伺うの?え??だれが提案するの?「提案してね、というお伺い(=ご依頼)」ということ??
ということで、こちらのDMも、残念ながら本文にたどり着く前にワケが分からな過ぎて、そっと、便箋を封筒に戻しました笑
さて、本題に入って、今日は漢字の覚え違いとか読み間違えってよくあるけど、ちょっと恥ずかしいですよね、という話です。
私は、最近、歩きながら音声SNS(YouTubeの音声だけ版のようなもの)を聞くことにハマっています。
一瞬だけ流行った、幻の(?)Clubhouse(Facebookが提供している音声SNS)にも興味がない、、、というか、だれからもお誘い頂けずに傍観していた私ですが、とあることからStand FMというアプリを使ってみたところ、「ながら聞き」の便利さ・楽しさに今さらながら目覚めたようです。
素人さんの「語り」ですので、冗長でつまらないようなことも多いですが、それでも役に立つ、または聞いていて思わず笑ってしまうような楽しいチャンネルもあります。
・・・・で、ここでちょくちょく気になるのが、漢字の読み間違いです。
私たちがよく使う言葉のなかには「文章ではよく使うし難しい言葉でもないけれど、会話にはあまり出てこないかもね」という単語がたくさんあると思います。
そういう単語って言うのは、文章で目にして理解してきているので、どうしても読み間違え・覚え間違えっていうのが出てきますよね。
それはすごく理解できるのですが、わりと頻繁に「あれ?その読み方、違わない?」という場面に出会うので、「きっと私も色々やらかしているんだろうなあ・・・」と勝手に想像して、勝手に恥ずかしく思ってしまうのです。
ここ最近で「アレ?」と思った単語は以下のようなものがありました。
「だから、○○にチュウリキしようと思ってます」→ 注力(ちゅうりょく)のことだろうな、きっと。
「さらにトッピツすべきは。。。。」 → 特筆(とくひつ)だよね。え?トッピツとも読むっけ??(調べたら読みませんでした)
「まずはタネゼニがないと・・・」 → 種銭(たねせん)だけど、まあ「ゼニ」と下世話に言いたくなるのは分かる!
「彼女は今キショウしているから」 → キショウ? 起床???・・・・・ああ、帰省(きせい)かあ!これ、一番の難問でした。
ちなみに、一番上のチュウリキについては、音声SNSではなくって、テレビを見ていた時の「なんとか大学の(理系)教授」がインタビューに応えていたときのものです。
確かに日常会話で「注力する」という言葉は頻出されないかもしれませんが、聞いていてやはりちょっと恥ずかしいですよね。
さて、そんな私が過去に最も恥ずかしかったのは、社会人2-3年目になるまで「月極(つきぎめ)駐車場」のことをずーっと「ゲッキョク、ゲッキョク」と連呼していたことです。
こちらは日常会話でも良く出てくるけれど「国語の漢字テストでは出ないもん!」というのが言いわけです。
あとは間違って覚えてしまったというのもあって「薄謝(はくしゃ)」を「シンシャ」と言ってしまいそうになることが度々あります。
thin(スィン=薄い)と混乱した・・・・というのはウソです。(←帰国子女でもあるまいし)
日本人でもこんな状況ですから、日本語を学んでいる外国人の方々には、ぜひ多少の間違いは気にせずに勉強をしていって欲しいですよね。
さて、前後編でお届けしようとしていた「日本語だって難しい」の話ですが、もう少しだけ続きがあったので、次回は番外編?ということで「日本語と英語の[数(かず)]にまつわる難しい言い回し」の話をしたいと思います。
どうぞお楽しみに!