こんにちは! スモールワールドオンライン英会話の運営代表をしております石田さおりです。
先週、「緊急事態宣言って英語でなんて言うの?」という記事を書いたのですが、今度は大阪・兵庫・宮城に出された「まん延防止等重点措置」についてです。
はっきり言うと、日本語でも「緊急事態宣言」と、この「まん延防止等~」の違いがよく分かりません。
ですから、日本語でも良く分からないよ!というつっこみはともかくとして、ここではあくまで英語で何て表現されているのかを調べてみたいと思います。
まず、先週も言及しました「Japan Times」では、以下のような記述がありました。
Osaka, Hyogo and Miyagi prefectures were placed under quasi-emergency measures, including fines for restaurants and bars that ignore orders to shorten operating hours.
「大阪・兵庫・宮城県は、準非常事態宣言のもとにおかれました、これはレストランやバーがもしも営業時間短縮要請を無視した場合の罰金措置も含まれています」
直訳するとこんな感じでしょうか?
「まん延防止重点措置」という言いまわしではなく「quasi(準じる、類似の)」の緊急事態措置、という表記になっていますね。
うんうん、日本語でも「準緊急事態措置」の方が、まん延防止なんちゃらよりは理解しやすいです!
ほかには、「 semi-emergency coronavirus measures 」
semi (半分、部分的な)-緊急事態、つまり「セミ・エマージェンシー」という書き方の文書も見つけました。これも何となく理解できます。
国内媒体ではどうかなー、と、今度は読売新聞の英語版を見てみると、以下のような表記になっていました。
Osaka has been subject to emergency-level priority measures.
「大阪府はエマージェンシーレベルの優先措置が取られています」
直訳だと、上記のような感じですね。
これらを見る限り、英語通訳者の間では「まん延防止なんちゃら」をそのまま英訳することはもうやめて、より実態の意味に近い言葉に置き換えて英訳をしているのかな、と思いました。
いずれにしても、早くこの感染拡大が縮小してくれることを、心より願っています。