ドクター・スース(Dr. Seuss)を知っていますか。

ドクター・スースは、アメリカの小学生ならば知らない子供はいないほど、とても人気のある絵本作家です。

今回は、そんな有名な英語絵本作家についての記事です!

 

 

1.ドクター・スース(Dr. Seuss)ってだれ?

2.ドクター・スースの代表作「Cat in the Hat」の制作由来

3.初級英語の発音は「Hop on Pop」で練習しよう

4.中級者向けの英語発音矯正には「Fox in Socks」が優秀

5.まとめ

 

1.ドクター・スース(Dr. Seuss)ってだれ?

 

ドクター・スース(Dr. Seuss)を知っていますか。

ドクター・スースは、アメリカの小学生ならば知らない子供はいないほど、とても人気のある絵本作家です。

彼の誕生日である3月初旬には、学校中でドクター・スースを祝います。

 

ドクター・スースの有名絵本「Cat in the Hat」や、「Green Eggs and Ham」などをはじめとして、みんなでドクター・スースの本をたくさん読みます。

また、読むだけではなく、たとえば着色料を使って緑のスクランブル・エッグをクラスみんなで作って「Green Eggs」にして食べたりもします。

 

 

2.ドクター・スースの代表作「Cat in the Hat」の制作由来

 

ドクター・スース(本名は、セオドア・スース・ガイゼル; Theodor Seuss Geisel)は、元々はイラストレーターでした。

その後、子供用の絵本を書くようになり、少しずつ名が知られるようになっていったのが1950年代。

ちょうどその当時、教育者たちの間では、

「伝統的な英語の本を使っていても、子供たちの読書力向上には大して効果がないのではないか?」

という論議が繰り広げられていました。

そんなとき、とある出版社の教育部署を担当していた部長が、たまたま、友人で作家のセオドラ(ドクター・スース)を知っていたことから、

「今までにない、子供たちが面白いと思うような本を書いてくれないか?」

と声をかけて、教育者間で使われていた、必要な基礎単語50語のリストを渡したそうです。

 

ドクター・スースは、そのリストをながめながら、ふと、韻を踏む言葉 “cat” と “hat” が一番初めに目につき、

「そうだ、これで何か話を作ってみよう。」

と思ったそうです。

そして、これが有名作品「Cat in the Hat」の誕生につながるのです。

ドクター・スースの作品は、上記の「Cat in the Hat」だけでなく、どの作品も「簡単な言葉」で「耳に心地良く」、さらに「話が奇妙で面白い」という特徴を持っています。

そのため、子供の関心を引いて、人気があるのですね。

 

次の章からは「Hop on Pop」と「Fox in Socks」という彼の作品2つをご紹介します。

英語の発音を良くするのに、特に優れていると思う、ドクター・スースの絵本です。

 

 

3.初級英語の発音は「Hop on Pop」で練習しよう

 

「Hop on Pop」は、基本的な英単語が盛りだくさんに入ったドクター・スースの絵本です。

単語は、どれも韻を踏んでいてリズム感が良いのも特徴的。

 

この本を使って、細かい英語の発音を習得して、英語の耳に慣れ、実際に発音練習をしてみましょう。

この絵本の中に出てくる単語自体は、かなり簡単なのですが、発音を真似するのは、日本語を話す私たちにとっては難しいこともあります。

 

この本を買うときには、CD付き絵本を購入しても良いですし、本だけ買って、youtubeで「Hop on Pop」で検索しても良いです。

検索後、いくつかの候補が出てきますので、その中から、自分の好みやペースに一番合った動画を選んでください。

 

また、お子さんと一緒に練習する場合は、特に音楽に載せながら歌った動画を使うことをおすすめします。

お子さんの場合、自分が英語の勉強をしていると気付かずに、音楽を聴いたり歌を口ずさむことが多いからです。

 

「Hop on Pop」を読むときに気をつけなくてはいけないのは、必ず最後まで言葉を聞き、確実に真似することです。

たとえば、一番初めのページに出てくる言葉、 “up” と “pup” でも、日本語風に言うのと、英語できちんと発音するのとでは、音が違ってきます。

日本語だと “up” の発音するときに “appu” という感じで子音 “p” のあとに母音の “u” が付いてしまいます。

 

ですから、今までの日本語で発音する「日本語英語」の音ではなく、できるだけ聴いている音に忠実に練習してみてください。

また、絵本を読み聞かせするときには、絵にも注目することを忘れずに!

この絵本は、本の内容に沿って絵がとても詳細に表現されています。

絵を見ながら、英語を頭の中で日本語に訳すのではなく、ありのままの英語と絵との関係を見て、英語表現を覚えようとしてください。

 

特に、日本語とは全く違う文法である、 “in” や “on” などの前置詞が出てきます。

できれば、そのような言葉の使いかたをそのまま覚えてしまうと、あとで頭の中に表現が残り、英会話などで使うこともできます。

 

 

4.中級者向けの英語発音矯正には「Fox in Socks」が優秀

 

「Hop on Pop」は、ゆっくりとした調子で、じっくり単語と絵を見比べながら、音読して行くというタイプの練習ができる本でした。

 

つぎに、基本的な発音はもう分かるので、少しレベルの高い発音練習をしたい!という子どもにおすすめな絵本が、「Fox in Socks」です。

 

この本も、youtubeで「Fox in Socks」で検索すると、たくさんの動画が出てきます。

「Fox in Socks」は「Hop on Pop」に比べて、ベージ数も多く、1ページに書かれている単語数も断然増えます。

描かれている内容とお話が詳細なため、何度も読んで、じっくり理解を深めていってください。

何度も繰り返して読むことで、意味も発音も確実に定着させることができるようになります。

 

慣れるまでは、ベージ毎に音を止めながら、ゆっくりと大きく口を開けて音読します。

すると、たとえば “socks” の “-cks” と “fox” の “-x” が、同じ発音であることが分かります。

また、 “bricks” と “blocks” の “r” と “l” の発音の違いもはっきり分かるようになります。

 

この本にはこのように英語学習で大切な発音がいくつも含まれています。

ドクター・スースお得意の韻がたくさん詰まっているので、ただ聴くだけでも楽しいし、勉強にもなります。

 

発音を聞きながら、目で言葉を追い、音と綴りのパターンを覚えていくことで、自然に発音の規則が見えてきます。

 

この本の中には、たくさんの綴りと発音のパターンが含まれていて、これらを確実に発音できるようになったら、ほとんどの英語の発音をマスターしたも同然です。

かなり文章量が多い絵本ですので、練習し始めの頃には、とても長く感じると思います。

そのため、初めは自分が苦手なページを何度も繰り返して練習したり、好きなページへ行って発音だけ聴くなど、自分のペースで楽しく練習することをおすすめします。

 

 

5.まとめ

 

今回は、ドクター・スースの絵本を3冊ご紹介し、youtubeなども活用して、英語発音上達に役立つ要点をお伝えしました。

ドクター・スースの本は、フォニックス学習をしているも同様なほど、フォニックスを取り入れた言葉が多く使われています。

本の内容も楽しみながら、単語と発音の両方をドクター・スースの絵本から学び、継続的に英語を学びましょう。

 

 

 
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