小学生で英検受験をする子供が増えてきているのに合わせ、英検3級を目指す子供も増えています。
でも、近所の塾や英語教室で開催している英検4級、5級の受験と違って、英検3級にはちょっと遠くの会場まで出向く2次試験があります。
「うちの子まだ小学生だけど、英検の2次試験なんてできるかしら?」
と不安に思ったりしていませんか?
その不安な気持ちもすごくよく分かります!
そんなママ・パパたちに、ぜひ読んでいただきたいのが今回の内容です!
英検2次試験は、ある程度聞かれることが決まっています。
「聞かれる」ことと「答え方」をきちんと練習すれば大丈夫!
また年齢が低ければ低いほど、習得は早くスピーキング力はぐんぐん伸びます!
英検2次試験をきっかけにお子さんのスピーキング力を上げましょう!
それでは、次の章からは小学生に向けた、英検2次試験の効果的な練習方法をご紹介いたします!
目次;
1.簡単なあいさつで英検の点数はアップできる!
英検2次試験では、部屋に入り、試験官と簡単なあいさつと自己紹介をし、その後に実際のテストに入ります。
ある程度流れが決まっているので、ぜひ、お子さんと一緒に練習をしましょう!
実際の試験官も、日本人であることがほとんどです。
ここでは、ママやパパが子どもといっしょに練習出来るフォーマットをご紹介いたします。
子ども:(部屋をノックする)May I come in?(←これ言えたら最高です。)
試験官:Please, come in.
子ども:Hello.(←にっこりスマイルであいさつ!)
試験官:Please, have the seat.
子ども:Thank you.(←「座っていいですよ。」と言われたら座りましょう。)
試験官:May I have your name, please?
子ども:My name is Hanako Tanaka!(←できれば大きな声ではきはきと!)
試験官:How are you today?
子ども:I’m good, thank you!(←受験者が小学生だとさほど難しいことは聞かれないはずです。“How are you?”と聞かれたら”I’m good, thank you!”と答えましょう。)
試験官:This is the 3rd grade test. Is that OK?
子ども:OK!(←OK?的なことを聞かれたら、OK!と答えましょう!)
ここまでが問題カードに入る前までの簡単な流れです。
英検2次試験の中には態度(attitude)という項目があります。
たくさん練習をして、自信を持って英語で答える練習をすれば態度(attitude)で満点が取れるはずです。
逆に思春期に入ったお子さんだとシャイになってしまい、変に減点されてしまうケースもあったりしますので、小学生は、とにかく元気印でがんばれば大丈夫です!
2.英検の2次対策には、音読練習が効果的!
あいさつが終わったら、今度は本試験です。
ここでは、試験官が問題カードを手渡してくれますので、受け取ります。
その後、パッセージの黙読と音読を要求されます。
パッセージは英検3級や、英検準2級程度までであれば保護者の方でも恐れる必要はありません。
十分にお子さんと一緒に練習できる長さと語彙のレベルです。
この音読部分も、点数を稼いでおきたい箇所です。
英検の過去問題集などを購入して、過去問に載っている2次試験の問題カードを、1度ずつはお子さんと一緒に読み上げましょう。
「発音やイントネーションに自信が無いのだけれども…。」
と思うママ・パパもいらっしゃると思います。
でも、大丈夫!ぜひ、お子さんと一緒に練習をしてみてください。
発音よりも何よりも、まずはお子さんがパッセージを見て、ぱっと最後まで読めることの方がテストを合格する上で大切なことです。
「最後まで読み切る」ことができれば、発音やイントネーションを気にして小声になったり、何度もつっかえてしまうよりも、点数が良くなります!
3.英検2次問題・1番~5番までの決まり事を覚えよう
英検の2次試験の問題と解答はある程度決まっています。
ここでは各問題に関してのちょっとしたコツをご紹介いたします。ここでは英検3級を想定してお話していきます。
【問題1の答えはパッセージの中にある!】
問題1の答えはパッセージの中に必ずあります。
問題自体が大ヒントなのです。
問題の中に含まれるキーワードがパッセージにも含まれているので、そのキーワードを見つけだし、解答をしましょう。
【問題2・3は英作文練習です!】
問題の2と3は、
「写真には何人写っていますか?」
「男の子は何をしていますか?」
などの質問がされます。
ここは、過去問題集の問題カードを使って英作文練習をし、さらに発話練習を行うと良いでしょう。
【問題4・5は答えを用意しておくべし!】
4・5は受験者に関する質問です。
「テレビを見ることが好きですか?」
「インターネットはよく使いますか?」
「それは何故ですか?」
英検3級程度ですと、テレビ、インターネット、スマートフォン、部活動、勉強に関することが聞かれます。
その他、過去問題を見て、どんな問題が多いかをチェックしたら、
「こう聞かれたら、こう答える!」
・・・などと、いくつか前もって準備をして予行練習をしておくと良いでしょう。
英検、とくに英語では「特に意見はない」、というのは好まれません。
また自分の意思と反してもいいので「センテンスではっきり答える」ことが重要です。
4.まとめ
小学生だからといって、英検の2次試験については、それほど不安に思うことはありません。
過去問を解いていけば、それに類似したやりとりしか出てこないのが英検です。
事前にかなり準備が出来ますので、当日も心に余裕ができますよ。
また、親の介入を嫌がる中学生以上のお子さんよりも、低年齢のお子さんの方が、親子でたくさん練習が出来ます。
そこは、小学生英検受験の利点とも言えるかもしれません。
2020年以降の大学センター試験に代わり、英検などの4技能を測る民間のテストが段階的に導入されていきます。
今のうちに、英検などの試験に慣れていって、将来はお子さんがグローバルな人材になってくれたら、うれしいですね!