イギリスの花火は「夏の風物詩」ではない!
こんにちは! スモールワールドオンライン英会話で英語講師をしているMamiです。
花火は英語でfireworksと言いますが、日本では花火と言えば夏を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。夏休みには全国各地で花火大会があったり、家族や友達と手持ち花火で遊んだりしますよね。花火は日本の夏の風物詩です。
でも!! 私が住んでいるイギリスではfirewoksは夏の風物詩ではないのです!
11月と1月が花火大会の最盛期
私が住んでいるイギリスでは、花火と言えば11月5日のガイフォークスデー、そして1月1日のニューイヤー。冬なんです!日本とは真逆。
ガイフォークスデーは、1605年11月5日に国会議事堂があるロンドンのウェストミンスター宮殿を爆破しようとした計画が宮殿地下で火薬を管理していたガイ・フォークスの逮捕によって未遂に終わったことを祝うものです。
今年は11月5日にも花火はあがっていましたが、うちの近所では9日の土曜日に大きな花火大会が開かれました。
11月に入ると、コミュニティイベントの大きな花火から、個人の庭などからあげる打ち上げ花火まで、夜になるとどこからか花火の音が聞こえるようになります。
イギリスにはヒンドゥー教やイスラム教のお祝いをする人たちもたくさんいるので、地域によってはディワリやラマダンの花火も見られます。
花火を歓迎できない人もいます
この花火の季節を楽しみにしている人も多いと思うのですが、怖がりのペットとその飼い主たちは実はかなり憂鬱です。
うちには犬が2匹いて、怖いもの知らずのリカちゃんは花火の音に向かって吠えるほどですが、ビビリのルイちゃんは花火の音が人間の耳に届く前からベッドの下に隠れてぶるぶる震えています。
エディンバラの動物園では、今月のガイフォークスデーの花火の音が原因でレッサーパンダの赤ちゃんが死んでしまいました。(レッサーパンダはイギリスではred pandaと言います。)
この悲しいニュースをきっかけに花火規制が始まるかもしれません。
ニューイヤー花火と「Mind the Gap」の言葉遊び とは?
1月1日0時からのニューイヤーのお祝いの花火も毎年近所のいろいろなところからあがりますが、一番有名なのはテレビ中継されるロンドン・アイ(観覧車)の花火大会ですね。
花火が途切れたときに流れる「Mind the gap」というアナウンスが印象的です。
「隙間に気をつけて」という意味で、この場合は次の花火までの隙間を指していますが、実はこのアナウンスはロンドンの地下鉄で「電車とホームの隙間に気をつけて」という意味で使われているものなんです。ロンドンならではのオシャレな言葉遊びという感じです。
「Mind the gap」ロンドンで地下鉄に乗るとき聞いてください。実際かなり隙間が空いているので、本当に気をつけてくださいね!
とても柔らかい雰囲気のMami先生。ステキなイギリス英語で優しくお話をしてくれます。
普段から子供さんと触れ合う機会が多いそうですので、キッズ英会話レッスンのご希望もウェルカムです。
イギリス英語を学びながら、日本のことやイギリスのことについてMami先生と英語でお話してください!