「ワクチン打った?」という会話、もはや日常会話になってきました。 当然外国でも同じです。レッスンでもウォームアップやフリートークで話題になることもあるのではないでしょうか?
実はこの言い方、ちょっと言い方を間違えると全く違う意味になり、ネイティブには驚かれてしまうので注意が必要です。
「ワクチン打ったよ」と言えば、インフルエンザよりコロナワクチンの話と考えるのがここ一年では当たり前になってきましたね。
アメリカでもカジュアルに使う同様の表現があります。
「I got the shot.」=ワクチン接種した。
ここ最近は、「I got the shot.」 と言えばコロナワクチンを接種した、という意味として一般的に捉えられます。
インフルエンザのワクチンと敢えて言いたい場合は、
「I got the flu shot.」です。
筆者がアメリカに住んでいた時はよく耳にした表現でした。
flu(インフルエンザ)の代わりに、COVID-19はもちろん、対象となるワクチン名を入れて使うこともあります。
ここで問題です。
「I got the shot.」 この文からある単語を取り除くと、全く違う意味になります。
そしてそれを言うと、英語ネイティブの方はとても驚いてしまいます。
さて何でしょうか?
答えは・・・冠詞の「the」です。
shotの前のthe を取り除くと、「I got shot.」 となります。
その意味は・・・・・
「銃で撃たれた!」です!!
Oh, no!!!!
・・・・そりゃあ驚きます。でも血を流して悲愴な表情をしているわけでもなく、銃で撃たれたにしてはピンピンしているので、言われた方はきっと答えに困るでしょう(笑)
このからくり、文法を理解している方ならすぐお分かりですね。
「shot」 を名詞として使っているか、
受動態として「shoot」 の過去分詞にしているか、の違いです。
ワクチンは注射一本として考える名詞。 撃たれた方がもちろん受動態です。
誤解を防ぐためには、Shot を Vaccineに置き換えるとより正確ですね。
もう一つ、よく使われる「 I’m vaccinated」. これが一番無難かもしれません(笑)
シリーズ2では、接種1回目、2回目、3回目と分けて表現するときの言い方をご紹介します!
くれぐれも、ワクチン接種した時、「I got shot!」と言わないでくださいね。救急車を呼ばれます 😯