こんにちは! スモールワールドオンライン英会話の運営代表をしています、石田です。
今日は、stay home とstay at home、どちらが正しいの? について書いていきます。
日本では4月の緊急事態宣言が出てから、ずっと「ステイホーム」が呼びかけられてきましたね。
ゴールデンウィークも、今年は「ステイホーム週間」で、という呼びかけがありました。
旅行もキャンセルして、みんな、頑張りましたよね~!!
「home」というのは、そもそも英文法的には「名詞」と「副詞」の両方を併せ持つ単語として説明されています。
では、ここで英文法の基礎をおさらい。
名詞 : もの・人・事柄を表す言葉
副詞 : 名詞以外を修飾する言葉(名詞を修飾するのが形容詞)。時間や場所、状態などを表現する。
名詞の場合は、前置詞と共に使いますが、副詞の場合には動詞と一緒に使うことで動作を修飾するのです。
つまり、名詞としてhomeを使う際には stay at home が、 副詞としてhomeを使う際には stay home というわけですね!
どちらも、間違った表現ではないということが分かったところで、この2つのニュアンスの違いについて考えたいと思います。
stay at home には 前述のとおり、at という場所を表す前置詞が含まれています。その後に名詞としての home (家)が続いています。
これはつまり、home という場所、つまり「自宅」という場所を強調している表現だと感じられます。
at school や at work ではなく「home」にいてください、自宅に留まってください、というニュアンスを強調しています。
一方、stay home は「どこにいるか」よりも「homeにとどまっている状態」を強調しているようにとることができると思います。
atという前置詞を使わないことで「場所」を強調するというよりは、「homeから離れないでください=普段、自分が生活している空間から離れずとどまってください」という意味合いが含まれてくるようです。
今回、新型コロナウイルスに伴う外出制限の際、イギリスでは「stay at home」アメリカでは「stay home」がよく使われた、というネット記事も読みました。
日本では圧倒的に「stay home」が主流でしたね。
日本人は前置詞が本当に苦手ですからね笑
より分かりやすく、だけど「外出禁止」よりは柔らかい表現を選んで、国民に呼びかけを行ったのでしょう。
感染者数は、7月に入ってまた増えてきましたが、このまま重症患者の方が増えないといいなあ、と切に願っています。
夏は、stay home よりは go outside が似合う季節ですからね!